2023-2024理事通信2号(2023年9月発行)
理事メッセージ
2023-2024東日本区理事 山田 公平
ユースアクションを変化へのチャンスに
最初のユースアクションは、2022₋23年度のワイズ年度に全国10か所で実行されました。この1年、2022年9月の中間報告会、11月の日本YMCA同盟大会、2023年2月東西日本区交流会、6月の東日本区大会、さらにはユース委員会で報告を聴く機会を与えられました。このようなユースの意欲、発想、強い意識で行われたユースアクションにはインパクトがありました。参加したユースにとっては、大きな自信、あるいは何か新しい自分らしさを発見したり、ユースにとっては大きな成功体験になったと思います。このプロジェクトを見ながら、若者たちの未来を作る助けになり、彼らの未来が何であれ、この成功体験はきっと彼ら彼女らの未来を創ることにつながっていくと思います。これこそワイズの願いであり、YMCAと共に使命として考えられることだと感じました。
YMCAの変化
YMCAは、1844年にイギリスに始まり、以来179年になります。私は、YMCA主事としてそのYMCAの過去50年間の動きを体験してきました。この50年、社会の変化は次々と起きていて待ってくれません。その変化によって生じる新たなニーズを満たすように、それまでの組織の在り方、運営、プログラムなど多くの、大きな変化をしない限り発展はあり得ません。
私は、YMCAに主事として1970年代の終わりに入りました。その頃のYMCAは、予備校と英語学校が主流でした。その後、専門学校が主流になり、それまでの会員組織としてのYMCAは、小さくなり、一方で学生YMCA(学Y)とワイズメンズクラブに置き換えられているのかもとも思います。日本に影響力を持っていた北米のYMCAも同様でした。典型的な北米YMCAは、屋内プール、バスケット、組織キャンプ、ウェルネス、チャイルドケアなど次々と姿、形を変えながら今日に至っています。今日の世界に拡がるYMCA運動は、ユースエンパワメント、ウェルビーイング、ユースの未来に備えるYMCAであろうとしています。今は、YMCAもワイズもその変化が求められている時代ではないかと思います。
ワイズ運動の使命は何か?
どんな団体も時代の中で変化をして、その危機を脱却していく時が出てきます。その時に、自らの使命を社会の変化に応じた形で表明し、新しい一歩を踏み出す勇気と決断が必要になります。どこからスタートすべきでしょうか。YMCAでは過去10年近く、ユースエンパワメントという言葉が頻繁に出てきました。それは、ユースの活躍を可能にする社会の実現であると考えられます。急速に変化していく社会とその課題にユース自身が挑戦していけるように、ユースをエンパワーしていくことが求められています。
ユースをエンパワーするには教育や訓練が必要と考え、10数年前にチェンジエージェントという選ばれたユースへの研修や訓練をしてきました。3-4年前から、ユース自らが提案し、地域での課題解決に挑戦するの機会を創るようになりました。ユースを集めて教育、研修をするより、ユースが地域社会の課題に気づき、変化を生み出す実践的な運動を通して課題解決能力や参加型のユースエンパワメントを実施する方向に動き出しています。そこから生まれたのが、昨年行ったユースアクションです。規模は小さくても、昨年全国で行われた10のプロジェクトは、驚くべき成果があり、本人たちは勿論、体験発表を聞いたワイズの人たちも驚いたのではないでしょうか。
ワイズの役割は?
私の本年度の理事主題として挙げたのは、「未来のために今、学びと気づきを! 未来のために、自信を育み、真の喜びに出合う!」という言葉です。未来社会にユースが迎える課題が何であり、それらに備え、自らが動きながら学びと気づきを得る機会を必要としていると考えます。未来社会に生きるユース世代には、変えていくための自信が育まれていくことが大切です。その結果、自分たちの知恵と協力と勇気があれば、より有意義な人生を築けるという自信を感じてもらうことではないでしょうか。
そのためにワイズはどういう変化をしていくのでしょうか?
昨年度のユースアクションは、高く評価されていましたが、ユースアクションにかかわる機会がなかったという評価も聞こえてきます。全国で10か所ですから、多くのクラブにはユースアクションを知らない、効果が見えない、感じられないということでした。東日本区大会や東西日本区交流会で報告したユースの堂々とした姿には、多くの人が驚かされたと思います。まさに、自信が育まれたということや社会に役立てたという喜びを感じられた体験になったということが聴く側にも感じられました。
昨年度東日本区では、6つのユースアクションが行われました。もりおかYMCA、とちぎYMCA、中央大学YMCA、山梨YMCA、YMCA外の団体である埼玉にある大学のサークル活動、静岡県富士宮市にある高校でも行われました。ユースプロジェクトに直接かかわることは出来なくても、時々ユースを招いて報告を聴く、実際の活動現場を訪ねてみる、食事会などにユースメンバーを誘うなどしていくことが大切です。ユースを本当に支えているのか、ユースエンパワメントにつながっているのか実感することがワイズの変化を生み出すことになると思います。その意味では、もっと地域ごとにワイズメンバーがユースアクションを興し、サポートすることが必要だと実感しました。このままでは自分たちワイズのプロジェクトになっていないと思いました。ワイズの変化はそこから始まると思います。
新年度がスタートしました。7月以降、簡単にそれぞれの紹介をします。
北海道部部大会
8月26日(土)の午後に北見市のホテル黒部で評議会、部会、懇親会が開かれ、26名が集まりました。富士山部からも部長はじめ、3名が参加し、真剣な話し合いが評議会で行われ、その後の部会ではカーリングの専門家による面白いお話を聞きました。テレビでは日本のカーリングチームが活躍していますが、そのルールや難しさ、様々な戦法について現場からの声を聴くことができました。部会の懇親会は実に和やかに行われました。
一般社団法人会員総会と山田東日本区理事との懇談会
今年度の総会は文書で行うことになり、代議員の人たち12名がZoomで8月20日日曜の午後に集まりました。理事による簡単な方針や計画(主にユースアクション)が説明され、参加者一人一人の感想や現況を聴くことができました。活動を興すことよりもまずはクラブの在り方(通常の例会)の充実が優先事項という意見が出され、それが多くのクラブの現実であるのでしょう。新たな動きを始める必要は感じつつもまずはクラブの立て直しが優先されていることが分かります。理事の意向は分かるが、現実的でないのかもと思わされました。8月26日に締め切った一般社団法人の文書総会には、出席が定員70名中、55人出席と数名の委任があり、総会は成立しました。投票結果は、2022-23年度の決算、および法人の人選について出席者全員の承認を得ました。
北東部部大会
9月2日(土)に福島市の福島駅前のコラッセふくしまで北東部10クラブのうち7つのクラブから合計50名あまりが参加して行われました。福島県にはYMCAもワイズもないことから何とか福島市にYMCA運動を興せないか、それを支えるワイズを生み出せないかということへの関心を導き出そうという目的で行われました。ユースももりおかYMCAととちぎYMCAのユースリーダーが8名参加し、地元福島市の子どもケアネットの学生ボランティアが2名参加してその可能性を話し合うことができました。特別講演は、福島原発の影響で汚染された地域の子どもに安全な遊び場を提供しようと活動を続けてきた特定非営利法人キッズケアパークふくしま代表 栗原清一郎氏の活動報告を聴き、他にも2名の教会牧師が参加してくれました。その内の一人は、元埼玉YMCAの理事長をしておられた方で、力強い人脈を感じました。また、子どもの貧困問題を参加者がグループごとにディスカッションしました。
アジア太平洋地域ユースコンファレンス(AYC)
AYCは、ネパールのカトマンズで行われ、8月24日に出発し、翌25日―29日のAYCに参加しました。全体でアジア地域8か国から60名近くが参加し、その内東日本区から13名、西日本区から3名、合計16名が日本からの参加者となりました。今年のAYCには東日本区から予想を超える参加を得たのは、日ごろのユースとのつながりが多くあることの結果だと感じています。詳しくは、衣笠ユース事業委員の報告をご覧ください。
AYC2023報告
ユース事業委員 衣笠 輝夫
アジア太平洋地域ユースコンボケーション2023(AYC2023)が無事終了し、全員無事に帰国いたしました。みなさまのご支援、ご協力に感謝いたします。今回、ネパールのカトマンズで行われたAYC2023はいろいろな意味でターニングポイントになりましたので、その特徴を以下にまとめました。
1. 参加ユースの数と参加分野
参加人数:全体での参加者は50数名で、その内、東日本区から13人、西日本区から3人
計16人の過去最大の参加者数になりました。
参加分野:都市YMCAリーダー(東京YMCA、とちぎYMCA)、スタッフ(山梨YMCA)、
学生YMCA(中央大学、立教大学)、一般大学生(慶応義塾大学、武蔵野大学)、
ワイズコメット(西日本区ワイズメンのコメットで大学生)
ネパールへの関心と意識の高い一般大学生の参加などで、参加するユースの分野が広がり、分野を超えた交流ができました。今回は西日本区から3人の参加者数でしたが、支援する西日本区ワイズの姿勢の積極性がとても印象的でした。今後西日本区からの参加者の増大が期待されます。
2. 事前説明会の重要性を再確認しました。
「学生YMCAに関して」の説明等があり、学Y参加者はもとより、都市YMCAメンバーも学Yに対する認識がより深まりました。又参加したユースのワイズメンズクラブおよびYMCA理解の良い機会となりました。
3. 広がったワイズメンズクラブの支援の輪
東日本区から13名のユース参加者に対応し、推薦・支援するクラブの拡がりがあり、支援クラブへの帰国報告会によって、ユースとの交流が実現し、さらにクラブのユースへの認識が高まりました。
4. アジア太平洋地域のユース代表
今回、アジア太平洋地域の代表に風間奈月さん(山梨YMCAユーススタッフ)が選ばれ、日本人ユースの存在感が高まりました。
5.報告会について
各推薦・支援クラブによるAYC参加者の帰国報告会につきましては、既に開催されたもの、そしてこれから開催されるものは以下の通りです。
報告会名 | 月日 | 会場 | 報告者 |
東京町田コスモスクラブ | 2023年9月1日 | 新大久保「ソルマリ」 (開催済) | 武蔵野大学生、慶應義塾大学生 |
埼玉3クラブ合同例会 (川越・所沢・埼玉) | 2023年9月9日 | 埼玉YMCA所沢センター (開催済) | 立教大学YMCA |
東京ひがしクラブ例会 | 2023年9月14日 | 東京YMCA東陽町センター (開催済) | 東京YMCAリーダー |
甲府21クラブ例会 | 2023年10月3日 | 山梨YMCA | 山梨YMCAスタッフ |
宇都宮クラブ例会 | 2023年10月10日 | とちぎYMCAトライ東 | とちぎYMCAリーダー |
東京サンライズ・ 東京西クラブ合同例会 | 2023年10月19日 | 東京YMCA山手センター | 東京YMCAリーダー |
東京八王子クラブ例会 | 2023年11月11日 | 未定 | 中央大学YMCA |
さらにこの企画にたいして、推薦クラブからの支援、個人寄付、JEFからの支援をいただきました。
御礼申し上げます。
以上
(丸山啓太さん)
地域奉仕活動の学び
発表の1コマ
発表の1コマ
報告会の動画
1.9月1日
2.9月9日
3.9月14日
今後の予定
9月29日~10月1日 ユースボランティア・リーダーズフォーラム(YVLF)山中湖センター
10月 7日(土) 東新部部大会(東陽町)
10月14日(土) 富士山部部大会(伊東)
10月21日(土) あずさ部部大会(長野)
10月28日(土) 関東東部部大会(船橋)
11月3日~5日 アジア太平洋地域大会(香港)
11月11日(土) 第二回役員会(ズーム)
11月25日(土) 湘南・沖縄部部大会(戸塚)
☆入会者一覧
2023年7月1日現在
入会日 | 部 | クラブ | 入会者 | 紹介者・他 |
7月1日 | 秋葉聡志 | 所沢 | 坂本 憲枝 | 大澤 和子、東 |
7月1日 | 東新部 | 東京むかで | 堀口 廣司 | 神保 伊和雄 |
7月1日 | 富士山部 | 御殿場 | 佐野 恵美 | 小野 真理子 |
7月1日 | 富士山部 | 熱海グローリー | 神杉 彰 | 勝又 隆吉 |
7月4日 | あずさ部 | 甲府21 | 末木 咲子 | 荻野 清 |
7月8日 | あずさ部 | 東京八王子 | 稲葉 恵子 | 小口 多津子 |
7月8日 | 北東部 | もりおか | 高橋 千鶴子 | 濱塚 有史 |
7月14日 | 北東部 | 那須 | 原田 明子 | 河野 順子 |
7月25日 | 富士山部 | 富士宮 | 稲葉 晃司 | 樋口 亨 |
7月27日 | 北東部 | 仙台青葉城 | 土橋 敬太 | 担当主事 |
8月24日 | 北海道 | 札幌 | 秋葉聡志 | 秋葉 聡志 |
☆献金者一覧
献金日 | 献金者 | クラブ | 金額 |
7月1日 | 利根川 太郎 | 川越 | ¥10,000 |
7月26日 | 駒田 勝彦 | 甲府21 | ¥30,000 |
7月26日 | 田村 修也 | 那須 | ¥50,000 |
8月30日 | 小林 隆 | 熱海グローリー | ¥10,000 |
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